詐欺電話を着信した際に、実在する警察署などの番号が発信者電話番号に表示される事例が確認されています。このような発信者電話番号を偽装する手口は『スプーフィング』とも呼ばれています。
ここでは発信者電話番号の偽装を用いた詐欺の手口と対処方法についてご案内します。
発信者電話番号の偽装 (スプーフィング) を用いた詐欺とは
電話を悪用した詐欺では、詐欺師が警察や公的機関、親族などになりすまして金銭を要求するケースが多く見られます。
このような詐欺電話では、着信時に表示される発信者の電話番号から詐欺かどうかを見分けることができる場合があります。
しかし、発信者電話番号は特殊な技術を使うことで任意の番号に変更することが可能であり、一部の詐欺師はこのような技術を使って実在する警察署などの番号に偽装し、詐欺のターゲットをより騙しやすくしています。
なお、発信者電話番号が偽装された電話を着信後、着信履歴から折り返し電話をかけた場合は、詐欺師ではなく該当の電話番号の正規の所有者に電話がつながります。例えば、詐欺師が警察署の番号に発信者電話番号を偽装していた場合、折り返し電話をかけると詐欺師ではなく実際の警察署に電話がつながります。
「詐欺電話対策機能」での表示について
iOS や Android のモバイル端末上で動作する詐欺・迷惑電話対策製品 (弊社製品を含む) では、発信者電話番号が偽装されているかどうかを判別することは困難です。
そのため、詐欺・迷惑電話対策製品は発信者電話番号を偽装した特定の詐欺電話を見破ることができず、例えば詐欺電話を警察署などからの着信として表示してしまうことがあります。
この問題に対処するため、弊社が提供する「詐欺電話対策機能」では、偽装される可能性が高い電話番号については以下のような表示名を用いています。
- 着信時なりすまし注意 (折り返し推奨):~ (電話番号の所有者) ~
一般的な対処方法
詐欺電話では、被害者が緊急の対応が必要だと信じ込むように巧妙に誘導し、金銭の振り込みを求めることがよくあります。特に警察を装った詐欺の場合、「違法な活動に加担している」「家族に迷惑がかかる」といった言葉で被害者の良心や恐怖心に付け込み、正常な判断力を失わせることがあります。
通話相手が警察等を名乗り、公的機関の人物であることを示す身分証やあなたの個人情報などを提示して信じ込ませようとしてきても、冷静な判断のために一度電話を切ることが大切です。相手が電話を切ることを拒むようなら、詐欺の可能性が非常に高いため、即座に電話を切っても問題ありません。
電話を切った後は家族や友人などの身近な人に相談してみましょう。次の相談窓口も活用してください。
- トレンドマイクロのサポート窓口
- 警察相談専用電話「#9110」番または最寄りの警察署まで
